どんなものを作っているのでしょう(2012秋の新作)

  おやじの作品は薪かまで焼く、オリジナルの志野と焼締めもんです。真っ白い雪の様な志野をいろんな粘土で試して土の器にかけて、時には薪の灰かぶりを狙って自然釉薬っぽい・・・これは本来の志野からすると邪道やと見られるリスクはあったみたい。でも、そういうおきまりの美しさは美しさで崩してはいけないみたいやけどそれに留まっていたらおもろいもんはでけへんいうのがおやじのやり方やったんかなぁ。他所では作れない無量窯独特の志野を作り出してます。これは後にも先にも一回だけの精一杯の宣伝かなぁ。ほんで、数年前は青っぽい海の深淵のような神秘的なん、おやじ独特の志野がちょっと人気だったとか。おいらはやっぱ白がすきやけど(笑)青っぽいのは写真あったら載せときます。

  でも最近は、急に住宅が建てこんで来て、薪窯は煙をだすから周りに住んでる人達に迷惑だろうと、年に数回しか焚かないようです。いつかは体力的にも 環境的にも焚けなくなる日がくるやろな~と時々ぼーとしていました。薪で焚くと、焼締ものは数日焚き締めて、焼き上がりは火の色が綺麗です。使うほどに味が出ると、やっぱりビールの切れ味が違います。これ、まだ飲める時飲んだ頃のおいらの体験です。美味しかった。

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古いHPに載せてたページをそのままコピーして写して見ました。今はこの中で残っている作品は数点ですが、こういう花器があったら欲しいと言って下さるかたがいらっしゃったら、お父さん頑張って作るかもしれませんね。(アルファのメモ)

小山貴由の陶World
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